哲学 philosophy
一切皆苦(いっさいかいく)は、本来、一切行苦(いっさいぎょうく)と表現され、全ての形成されたものは苦しみであるという意味を持つ。パーリ語から考えると、諸行無常の諸行と一切行苦の一切行は同一の表現となっている。一切行苦とは、すべての形成されたものは苦しみであり、思い通りにならない不満や不完全としての苦しみを指す。色は苦なり、受想行識も苦なりと経典で表現される。
一切行苦(一切皆苦)
一切皆苦は一切行苦が正式な表現である。
一切行苦と諸行無常の「行」
行とは形成されたものを意味し、それは常に変化するとするのが諸行無常であり、それは同時に苦しみであるというのが一切行苦である。常に変化するその「形成されたもの」は、客観的な物理現象だけでなく、それを認識する心の状態も含まれる。それは気分から、物理的な物を視覚的に捉えるということまで全てを意味する。一切皆苦・一切行苦の本意
宗教化した仏教においては、そうした哲学的な捉え方はされていない。死後の極楽などを苦の世界としたくはないため、この世を一切皆苦ということにしたいという意図が見える。自分の思い通りにならないという精神的な苦しみの原因が自我にあることを指すのが一切皆苦・一切行苦の本意である。一切行苦(一切皆苦)
一切皆苦は一切行苦が正式な表現である。
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